ユーゴ

旧ユーゴスラビアが多用したクロスとして世界に広まったポジションチェンジ。

日本では「ユーゴ」とか「ノーサイド」と呼ばれることが多いです。

サイン

特に決めていなかったのですが、こうします。

左ユーゴの場合→CBが左手で「カモンカモン」(手を前でチョイチョイって)の合図

右ユーゴの場合→CBが右手で「カモンカモン」

左ユーゴはLBがセンターポジションへフリーラニングする、という意味です。

内容

攻撃のきっかけとして使います。特にパラレルアタックでセットOFのスピードアップができないときに有効です。

・左ユーゴの場合

①CBがLBに近寄りながらLBからパスを受ける。

②このときCBは相手の右3と右2の間からステップシュートでも打つが如くの雰囲気を醸し出して、右3を右に寄せておく。

③右3をよせてからRBへパス!(最初からRBを見ない!まずはゴールを見る!)

④RBも同様で、まずは自分がゴールを狙う(ようにみせるためにまずゴール、相手DFを睨みつける)

⑤CBはLBの位置へバックステップ。LBはセンターポジションへフリーランニング。

⑥RBは性格に胸元めがけて速くて強いパスを。LBはスピードにのった状態で、パスを受ける。

ポストとDFとの2対1ができていたらゴールを狙う。

それ以外の場合は、左右どちらかに展開して、攻撃のスイッチをいれてあげる。

参考動画

 

応用

・ひとりめのCBがミドルシュート

 これが結構難しい。相手にわざと聞こえる声で「左ユーゴ!」とか指示を出して、解説とは逆にわざと最初からRBにパスを出す雰囲気まんまん感をだす。相手が油断しているところをステップシュート!

・飛ばしパス

 牽制にこられたときに使います。CBからパスを受けたRBがそのままCBに飛ばしパスを返す。

 あまり点にはつながらないです。

・秋田

 全盛期の秋田(2007、2008年東医体優勝)がよくやってたフォーメーションです。

 ユーゴにあわせて、ブラインドサイド(左ユーゴなら右サイド)がダブルポストよろしく高めに当たろとでてきたDFに縦ブロックをかけるパターンです。うちの大学でも練習したけれど、ブロックにはいるサイドに相当なセンスとタイミングの良さが必要です。 難しい!